考察:美味しい打球点は何処?
まずはじめに、今回の投稿は少々ややこしい話です。
既に自然と美味しい打球点を掴んでいる方には無用な内容となっております。
あらかじめご了承下さい。
さて私が卓球をはじめてから割と戸惑った点に、
「何処でボールを打ったらいいのか判らない」
という問題がありました。
言うまでも無い事ですが、
打球点が良ければボールが思い通りに運び易く、
威力も速度も回転も自分の意思に近い打球が可能であり、
逆に打球点が悪いと自分の意思とはかけ離れた打球になりやすい。
これは間違いのない事実かと思います。
しかし私自身、初めの頃は卓球の繊細さに振り回されておりましたし、
経験も不足していた為に良く判らなかったのです。
目指す所が曖昧ではなかなか上達も難しいですよね。
一般的な打球点について
書籍やWeb等で解説されているのは概ね以下の通り。
フォア:自分の利き腕方向やや前方
バック:自分の正面~やや左、胸の前辺り
大体この位の説明で、具体的に何処というのはあまり解説されていません。
恐らく体格や個々のパーツ、柔軟性等で個人差が大きいのでしょう。
しかし初心者にとってはサッパリな訳でして。
どの位前なのか、どの位利き腕方向なのか
打っている内に勝手に掴むべしと言えばそれ迄ではありますが、
ある程度の理に適った説明が欲しいところです。
そんなわけでちょこっと考えてみました。
美味しい打球点に必要な要素と割合
コントロール性、安定性、威力や回転の自由度を兼ね備えた、
美味しい打球点に必要な条件から導き出そうという主旨です。
まず打球は大雑把に以下の3つのプロセスから成り立っていると思います。
1.バックスイング
2.打球(点)
3.フォロースルー
これらのプロセスの内、打球点は一瞬であり、
ほぼ9割位の時間的空間的な割合を占めるのが
バックスイングとフォロースルーです。
そしてバックスイングとフォロースルーは、
打球点の瞬間のために都合が良い条件を整える為に存在していると考えます。
細かな役割と理由については長くなる為省きますが、
バックスイングとフォロースルーに多くの時間を費やさない、
「準備不足」の打球や「小さなスイング」の打球は荒れ易いわけです。
ではこれらの時間的、位置的割合はどの様になっているかと言うと
大体以下の割合に分割される事と思います。
バックスイング:4
打球(点):2
フォロースルー:4
<※全体を10とした割合>
フォアハンド、自然な上回転で
普通に打球するケースに限ればこんな感じでしょうか。
バックスイング:5
打球(点):1
フォロースルー:4
<※全体を10とした割合>
尚、この割合は体の角度や体重移動等の要素を一切省いてあります。
身体の角度や体重移動は、これらの割合を分母をいじって変化させる類のもので、
打球3プロセスの「割合」にはあまり影響を与えないという観点からです。
さて、これらの割合を実際の動作に当てはめ、
・バックスイング、フォロースルーがある程度大きく確保できる
物理的な空間(距離)があり
・利き手が作り出せるスイング角度とラケット角度を確保できる
という条件を満たす打球点を考えると、
やはり前述の「身体よりちょっと前」辺りに集約するわけです。
結論が出た様な出ていない様なモヤっと感がありますが、、、
美味しい打球点とは
つまり要約すれば、
バックスイングとフォロースルーが
大きめに取れる範囲内の大体中間点くらい
が美味しい打球点という事になるかと。
体格の違いや柔軟性等で個人差があるため
この美味しい打球点もまた個人差があるのでしょう。
このため、一般的に知られている打球点に関する解説は、
曖昧なものになっているのではないかと想像します。
なので私の考察も曖昧な感じで許して下さい・・・
ご自身に合った、美味しい打球点を見つける手助けになればと思います。
尚、私の美味しい打球点は、フォアなら自分の頭の位置を基準にして
右に頭2個分、下に頭1.5個分、前方に頭2個分。
胸に自分の頭を抱えて、これを2個分右にずらした位置辺りかなぁ
怖い表現ですが、、、
バックはショートしかやってませんのでまだ良く判っていませんが、
左に頭0.5個分、下に頭1.5個分、前方に頭1.5~2個分位かなぁ
しかしショートやツッツキ等の台上の技術は
この範囲や条件にあまり当てはまらないんですよね
台上だとあまり大きくラケット振れませんしお寿司
しかし突き詰めて考えて行くと、ショートやツッツキ等の台上技術も
この3つのプロセスをギュッと凝縮したものと考えられるのかなぁ?
また何か考えたら投稿します
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