基本姿勢の崩れによる影響とスランプ脱出
昨日の記事で、プチスランプに陥った事について書かせて頂きました。
これについて数日悶々としていた訳ですが、やっと練習の機会が訪れましたので確認して参りました。
結果から言えば考察は当たっていたのですが、今後もこの様な事があるかもしれませんので文字にしておきたいと思います。
先日のプチスランプは以下の様な傾向がありました。
・練習はじめの頃にはわりと安定しており
・練習中盤の身体がよく動く頃に不安定に
・練習終わりの少々ヘトヘトな頃にまた安定し出す
この事から、実際の練習中の事を思い出してみると、以下の様な解釈が出来るのではないかと思いまして。
・練習はじめの頃にはわりと安定しており
序盤は身体が硬くて基本姿勢があまり崩せない
・練習中盤の身体がよく動く頃に不安定に
身体が解れている為、ボールをよく見てしっかり打とうと予備姿勢を深く取っている
・練習終わりの少々ヘトヘトな頃にまた安定し出す
終盤は疲れで予備姿勢を深く取れない為に、また真っすぐの姿勢になった
つまり、色々とやろうとし過ぎて体勢を崩し、下回転を持ち上げるのに必要なスイングスピードが得られなくなって居たという訳です。
衰えを感じ始めるアラフォーにありがちな感じですね
さて、しなりとスナップを利かせないとスイングスピードを稼げない、わりと細めで貧弱な私の場合、一番速度が出る体勢と高さがあります。
あまり膝と腰を落とし過ぎず、垂直の体勢で旋回させてしなりを生み、大体おへその下辺りからみぞおちの間くらいの高さで、腕も伸ばし過ぎない体側が一番美味しいエリアになっているのですが、、
よく身体の解れた練習中盤には、より回転量を上げよう、もっとボールを捉える位置を正確にしようと思い、右(バックスイング)をかなり落としつつ深く引いた位置に取り、そこから斜め上前方に振るスイングになっておりました。
この深く引いて落とし過ぎたバックスイングにより、わざわざスイングスピードが落ちて来る、自分から見てわりと高い胸あたりの位置で打球していた為にネットにかけてしまっていたという訳です。
これのほか、先日ネットで目にした記事に4スタンス理論の事が書かれておりました。
興味を引きましたので、私のタイプをチェックしてみましたところ、A2のパラレルタイプの様でした。
そこで練習中の崩れた姿勢を思い出して考えてみると、半身を引き起点を落として右下から左上にクロスした様に使う、まさにクロスタイプ寄りのスイングを無理矢理行おうとしていたという事に思い当たりまして。
そこで並行足スタンス、半身を引き過ぎず、片側のみを落とし過ぎず、旋回軸を垂直に意識したところ、下回転が驚くほど簡単に持ち上がる様に回復しました。
一生懸命に頑張って凄い力を出していたツモリで居て、
その実スイングスピードが極端に落ちていたという( ^ω^)・・・
リキんではいけないという典型的な事例でございました。
しかし4スタンス理論、わりと面白い題材だと思います。
確かにこの理論のA2パラレルの傾向にある様に、体側での縦軸が作り易く、並行足、手のひらより指先の方が力が入り易いという傾向。
グリップは力を抜いて少し自由にし、打球時には「握る」のではなくクッと「掴む」方がコントロールも安定度も良い様です。
先日グラグラキュッとやり過ぎて、指の皮がむけましたが( ^ω^)・・・
ループドライブなどは体軸を倒して旋回力を上方向に変換して使うより、体幹の伸張を使って真上に持ち上げた方がよっぽど楽にスイングの速度が出ます。
詳しい中身については良く存じませんが、傾向としてはだいぶ当てはまる事が多い様です。
但し、多くのスポーツでパワーやスピードを大きく求められる運動動作は、クロスタイプの体幹軸を使い、体重移動を伴った動作を指導しているものが多いと思います。
物理法則的にも筋肉の総使用量からも、クロスタイプの動作の方がトータルで最大の力を発揮できるからなのだと思います。
このためパラレルタイプであっても、普段の訓練によってクロスタイプの体幹軸の使い方が苦手では無くなっている人も多くいらっしゃる事と思います。
以前、オーバーアクションを勧めていた手前、少々モヤモヤしておりますが^^;
初めての動作を覚える時と、その効率を上げる時とではシーンが違うとご都合主義をば。
わりと批判的な意見も散見される4スタンス理論ですが、急がないオサーンがあれこれ考えて楽しむ分には良い題材かなと思いました。
何しろトレーニングなど必死でやるつもりも無く、ラクに怪我なく楽しむ事を重視している私の様なタイプには、ラクな動作の追及はとても有意義なものですから
尚、卓球におけるA2パラレルタイプは、前陣ガニ股タイプ等と称される様で
カニか
ちょっと嫌かなぁと思ったり思わなかったり^^;
やはりスポーツはクロスタイプの方が
ダイナミックで恰好よさげですよね( ^ω^)・・・
ディスカッション
コメント一覧
自分も4スタンス理論でパラレルタイプだったので面白かったです。
ひとつ疑問があるのですが、クロスタイプは荷重移動を自然に混ぜ込めるのは何となく判るんですがパラレルタイプでは荷重移動を使えないという事なんでしょうか。
そうすると威力はクロスタイプの方がかなり強いって事なんですかね?
コメントありがとうございます。
体幹軸を垂直に取ったとしても体重移動は行えると思います。
テニスのフォアストロークで強打する時等によく行った動作ですが、身体の向きを真横向きまで持っていき、後ろ脚に立てた体幹軸を使って旋回しながら体幹軸をそのまま前足に平行移動させる感じです。
文章にすると難解な感じですけれど^^;
クロスタイプには少し届かないかも知れませんが、そう大きな差にはならない様に思います。
しかしやはりクロスタイプの一動作の打ち方が迫力があって憧れます。
音にするとクロスタイプは、「グワッ、バーン!」
パラレルタイプは「スゥ、スパーン!」みたいな^^;