震脚(厨二病)スイングも善し悪し

卓球技術,日記

性懲りもなく厨二病な感じの記事をば、、、

結構前に、サーブの時の床ドンが震脚だとかいう記事を書いたかと思います。

これがですね、普通のフォア打ちでも使える、むしろこっちの方が本来の力を発揮するんですという内容です。

 

中国武術等で用いられる発勁、これは本当にザックリと言えば、その人が持つ筋力以上の力を引き出す方法なんですが、、

骨格、関節の可動、遠心力と収束による加速、荷重の利用、そして筋力と、人の動作が持つありとあらゆるパワーを一つの動作に集約する技術と言えると思います。

発勁については物理で紐解いていくと、わりとなるほどと思える内容になっています。

 

それはさておき、これをフォア打ちに使うとですね、、、

ほんと、一発で打ち抜くパワーが生まれます。

詳しくは書ききれないくらいの理屈が詰まっている訳ですが、簡単に済ますために図にしてみました。

自分を後ろから見た図です。
青は待機状態、黄色は準備動作、赤が震脚(発勁の瞬間)のスイングを示しています。

 

待機状態(青)から、打ちたいボールめがけて移動します。(黄色)

この時、身体をひねり、打ち返したい方向の90度くらいまで体ごと横を向きながら飛び付きます。

そして打球ポイントで震脚(着地)し、同時に身体ごと打ち返したい方向に向き直りながらスイングします。

身体ごと回す事によって、体幹の筋肉と鞭の様なしなりを利用した遠心力を追加でき、

震脚によって回転軸がまっすぐ安定しつつ、遠心力の半径減少によりスイングが加速でき、

両足着地状態のため次の動作に移り易いというわけです。

軸回転も着地前には既に開始しており、震脚によって強制的に定置させるため、着地してからスイングするよりも半テンポくらい早いタイミングで打てるというオマケもついて来ます。

 

いやほんと、これをやると、めいっぱい筋力を使わずとも、びっくりするくらいの剛球が打ててしまいます。

厨二病 乙!

身体が横を向くのでコースを狙いづらくなり、飛びついた時くらいにしか使えない旋回ではありますが、相手が取れない威力を出せればいいのです(ぇ

えぇ、、必殺技の類です・・・

 

 

ですが、、

 

実はここからが本題。

 

ラクに強打できるあまり、この様な動作が結構身体に染みついてしまっておりまして

一歩で届く距離を動きながら下回転を持ち上げる時には、これはとてもダメなんです。

 

震脚するとですね、少し体勢が沈み込むわけで

踏み込みと同時にスイングする訳ですから、下から上に上げるスイングは当然沈み込みに相殺されてしまい、上方向に振るラケット速度が落ちてしまうのです( ^ω^)・・・

 

やらなければいいジャン!という話ではありますが、

ついクセで( ^ω^)・・・

 

しっかり上げよう!と意識すればする程、沈み込ませながら打ってしまう。

アカンわけですはぃ( ^ω^)・・・

 

面をかぶせて前に打つ台上ドライブ等には良いかもしれませんけれど、

ループドライブを打ちたい時に自分が沈んではアカンのです( ^ω^)・・・

 

ちゃんと使い分けないといけない訳ですが

これを咄嗟に判断するとなると、なかなか難易度が高いわけで

 

本来なら先に足が追い付いてからしっかり振るべきなのでしょうし。

まだまだ卓球の道は険しく長いみたいです^^;