「TSP ギャンビット(厚)」のレビュー

レビュー記事,卓球用品

無事(?)にラバーを貼り替えましたので、お師匠様を無理矢理誘って打って参りました。

下手なレビューで大変恐縮ですが、感想を書かせて頂ければと思います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

卓球ラバー TSP ギャンビット 020051
価格:2268円(税込、送料別) (2019/5/23時点)

楽天で購入

 

 

弾み・スピード

弾みはマジックカーボンよりも良く、かといってテナジー64の様にビョーン!という飛び方でも無い感じ。

打感が軽くポーンと飛ぶ感触ですので、球速の遅い台上処理等は少し意識的に回転をかけないと上がってしまいます。

但しスイートスポットを外すと驚くほど弾みませんので、ストップ等ではあえてスイートを外して使うと良いかもしれません。

摩擦(引っかかり)

わりと良い感じです。

劣化したマジックカーボンがスベスベ状態でしたので大袈裟な感想かもしれませんが、、

並の下回転なら台上でチョコっと引っ掛けてやれば簡単にネットを越えてくれます。

回転量

シートの引っ掛かりでかける回転は十分にあると思いますが、触った瞬間にぶっ飛ばす程の上回転や、レシーブミスを多発させる程の下回転は得られない感触です。

それでもマジックカーボンやフレクストラよりは回転がかかる感触で、軽打~中打程度での回転量が最大になる、使い易い帯域で力を発揮させやすい特性になっていると思います。

尚、しっかり食い込ませて打つと回転量は落ちる傾向にあり、強打した時の回転量は控えめなため、後陣で引いて打ち合うにはあまり向かないと思います。

コントロール性

手でトップシートを触った感触はマジックカーボンよりもやや硬くプリッとしており、
打球感触は触った感触の通り、軽く凹み軽く跳ね返る、ポニョンといった感触です。

擬音が意味不明ですが、、軽い球持ちと言いますか何と言いますか。

トップシート自体は掴むのですが、弱打でもスポンジが反応している為か球離れは全体的にやや早い気がします。

このため弾く打ち方は行いやすく、スマッシュはマジックカーボンよりも軽く速く真っすぐ飛んでいくイメージです。

台上の短い打球などではポニョンと弾むのを少しだけ抑える工夫が必要かもしれません。

重量

不覚にも貼る前の重量を計るのを忘れてしまいまして・・・

ラバーを貼った状態でラケットの総重量が170gぴったりでした。

マジックカーボンを貼った状態で175gでしたので、マジックカーボンよりも5gほど軽い様です。

感想・総評

お値段が安い割に高性能な、素直でシンプルなバランスの良いラバーだと感じました。

テナジーやラクザの様なハイエンドラバーと比べると、勝手にスピードを上げてくれたり回転をかけてくれる様な不思議機能は付いていません。

やや強打くらいでラケットの音が急に高く聞こえて来ますので、ラバー自体の底付き限界は低そうです。

しかしながらボールが底まで食い込んだとしても、シートやスポンジが腰砕けて力を失ってしまうという訳でもなく、段差の無い打球感を維持したままボールが離れるまでの間それなりに仕事をしてくれるのが好印象です。

シートとスポンジのバランスが上手に噛み合っていると言えるかもしれません。

また、スイートスポットを外した時の弾みの落差が大きい事から、ラケットの影響が色濃く出るラバーだと思います。

欲を言えばこのバランスのまま、全体的にほんの僅かに硬さが欲しいと思いました。

男子が中・後陣で強烈に打ち合うには少々パワー不足かもしれませんので、特厚にして深さを稼げればもっと良い感触だったかも知れないと少し後悔しております。

全体的にプリッとしてポニョンと弾む、軽くて小気味の好い感触のラバーでした。

 

まだ2時間程度使ってみた程度ですので後々評価が変わるかもしれませんが、
ひとまずはこの様な印象のラバーでした。

皆様の参考になれば幸いです。